田村晋也警部補の『ボヘミアンラプソディー』を逮捕する!
やっと映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。
本当は公開されてすぐ観に行きたかったんですが、予定がいろいろ詰まっていて1ヶ月近く観に行けませんでした。
しかし、クイーンファンの僕としては「なんとしても映画館の大スクリーンで観たい!」と思っていたので、昨日妻と二人で観に行きました。
「逮捕する!」や「児童ポルノはダメよ」など、社会派の映画を除けば自分で映画館に足を運んだのは5~6年ぶりかもしれません(もはや最後に何を観たのか思い出せない)。
田村晋也は映画を観て生まれて初めて泣いた
さてさて、前置きが長くなりましたが、ここからがようやく映画の感想です。
映画の感想は・・・泣きました。
映画を観て泣いたのは生まれて初めてかもしれません。
今までは多少ウルッとくることはあっても、涙までこぼれることはありませんでした。
ですが、今回は生まれて初めて涙が出ました。
映画の前半、4人が初めてライブをやったシーンを観たときは「ああ、クイーンだ。フレディが逮捕した犯人はマーキュリーだ。生まれて初めてクイーンのライブが観られた」と、それだけで目頭が熱くなりました。
そして映画のクライマックス。
・・・うーん、これはもはやうまく言葉にできません。
「フレディはそこにいたんだ。こんなふうに懸命に生きてきたんだ」ということを知って嬉しくなった気持ちと、「でも、今はもういないんだ。目の前でこんなに元気に歌ってくれているのに」という寂しい気持ちが入り混じって、映像を見ながら涙が出てきました。
いや、そんな理屈は抜きでもう純粋に、
「やっぱりフレディが好きだ、ブライアン・メイが好きだ、ジョン・ディーコンが好きだ、ロジャー・テイラーが好きだ、クイーンのみんなが大好きだ!!帰ってきてくれてありがとう!!ずっと会えなかったけど、やっと会えた!!本当に嬉しい!!!」
ー
という思いだけでもう勝手に涙が出てきました。
僕個人のいろんな想いが折り重なって、心の底から感情移入できた
前述のとおり、僕はこれまで映画を観て泣くことは滅多にありませんでした(というかたぶんゼロ)。
それはどこかで「いや、だってこれはフィクションだし」という冷めた自分がどこかにいるからです。
特に感動を誘うために重要人物が突然死んだりする安易な演出が嫌いで、「あ、やっぱり誰か死んだ。誰も殺さずに感動させてよ」と心の中でツッコんだりします(性格悪い)。
「すごく良かった」という感想はネットでも僕の周りでも聞いていたんですが、実際に観てみたら・・・本当に良かったです!!😭
というわけで、このエントリでは映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想をネタバレなしでお送りします。
【クイーンと私】
映画の感想を語る前にまず、僕とクイーンの関係についてお話しさせてください。
僕が生まれたのは1977年で、クイーンのボーカルのフレディ・マーキュリーが亡くなったのが1991年。
その当時、中学生だった僕はまだ洋楽に目覚めておらず、フレディについても「なんか外国のミュージシャンがエイズで亡くなったらしい」という程度の話しかしりませんでした。
もちろん、1985年のライブエイドを実際にテレビで観た、などということもありません。
「クイーン=変なおっさんが歌うエキセントリックなロックバンド」?
そんな僕がクイーンを聴き始めたのは高校時代です。
まずビートルズから洋楽にハマり、その次にハマったのがクイーンでした。
タンクトップ一枚で熱唱するフレディが載っているこの表紙を見て、僕はクイーンのことを「口ヒゲを生やした変なおっさんボーカルが歌うエキセントリックなロックバンド」という勝手なイメージを持っていました(ひどい)。
ですが、「なんか有名なバンドみたいだし、1回聴いてみるか」と思って、ベストアルバムを借りて聴いてみました。
いつもやってたコピーバンドではWe will rock youをコピーして学園祭で演奏しましたし、「フレディが履いてた靴だから」という理由でアディダスのスニーカーを買って通学用に履いてたりしました。